「メンタルケアに努められる斎藤先生に非常に興味をひかれました」
レポートNo.4

後藤篤志
■全摘手術を希望していた理由
いきなりこんなことを言っては何ですが,私は医者に対して全く良いイメージを持っていません。現在の医療は、病気を治す技術に関しては非常に進んでいますが,患者にとって健康とは何かという一番大切なことを忘れているような気がします。そのような中,広尾メディカルクリニックにおいては患者が望んでいる以上のものが得られると思います。妻の元気な顔を見るたびに本当にこの病院で良かったと感じ、深く感謝しています。

広尾に出会う前、私たち夫婦は広尾の他の多くの患者さんたちとは違い,子宮の全摘手術を希望していました。再発する可能性の高い子宮筋腫核出術は,体の弱い妻には負担が大きいと考えたからです。

他の病院では,医師に治療方針を訪ねても一般的な説明を繰り返すばかりで、最後は医師自身の考え方や倫理感の押しつけのような形になりました。その上医師たちは,妻にとって一番いい治療法は何なのか…という私たちが最も知りたい核心部分について話すことをのらりくらりと避けているかのような態度をとり,明快な解決策をみつけることができませんでした。


■広尾のホームページを見つけて
そのようなときにこのホームページをみつけ内容に非常に興味をひかれました。早速私たちの考えや率直な疑問を先生にメールで送ったところ,間もなく先生から明確な返答をいただき,やっと目の前の霧が晴れたような気がしました。

今まで何か釈然としなかったことにやっと二人で納得し、そのことに非常に喜びを感じたのです。それまでの病院の経験から,妻が広尾に実際に行くまでは確かに半信半疑の気持ちは拭えませんでした。しかし初めて病院に行った後、「入院中の方と会って話を聞いた」と嬉しそうに語る妻を見て,本物だったんだなあと安心しました。

手術までは日にちがあったのですが、とにかく手術が待ち遠しく,元気になったら何をしようかと計画ばかり立てていました。

私は、手術の当日とその翌日しか滞在せず病院に任せきりでした。怖くなかったといえばウソになりますが、納得して出した結論であるし,何より先生の全身から溢れる自信が不安を消してくれました。手術後は、同日に手術をうけた他の二人の患者さんよりも快復は遅かったものの、無事健康な体に戻ることができました。入院期間が短かったことで、仕事やメンタル面への負担は少なかったようです。


■さいごに
私はすばらしい技術をお持ちになりながら、患者と同じ目線で患者の側に立ったメンタルケアに努められる斎藤先生に非常に興味をひかれました。獣医師という仕事柄,私も自分自身を見つめ直すよい勉強になりました。

また,今回の妻の闘病生活を通して,医療のあり方といったことを深く考えさせられました。病院のスタッフの方々には,妻や我々家族に対しても心のこもった接し方をしていただきありがとうございました。厚く御礼申し上げます。

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HIROO MEDICAL CLINIC